CB技術:アルミニウムA5052板とPBT樹脂板の接合

目的

アルミニウムA5052板にCB化合物を塗布し、PBT樹脂板を熱プレスで溶着した時の接合強度向上効果を確認する。

まとめ

アルミニウム板に前処理で反応性官能基を導入し、CB化合物を塗布することにより、PBT樹脂板を熱プレスで溶着した時の接合強度が向上した。

 

1.材料の種類

 表1 材料の種類

2.せん断引張り試験結果

表2 せん断引張り試験結果

3.コメント

(1) アルミニウム板に脱脂処理しただけで、CB化合物を塗布しない時のせん断引張り強度は、平均値で3.9MPaであった。
(2)脱脂処理したアルミニウム板に、前処理して反応性官能基を導入し、CB化合物を塗布することにより、せん断引張り強度が23.6MPaに向上した。


貴社の基材をお預かりし、最適な処理条件を設計してサンプル(テストピース)を制作させて頂きますのでお気軽にお問い合わせください。

お問い合わせ