マグネシウム合金ダイカスト品化成処理材の腐食原因解析
目的
マグネシウムダイカスト品において、化成処理してあるにもかかわらず腐食が発生したとのことで、その原因調査の依頼を受け、解析を行った。
まとめ
化成処理皮膜の形成が不均一、不十分で、十分な防錆性能を持っていなかったことが腐食の原因である。
成形生地の特性に合わせた化成処理工程の構成と処理方法の設定が必要である。
1.分析サンプル
図1に分析したサンプルの化成処理状態、図2にその顕著な腐食部を示した。
外観は全体的に不均一であり、部品の外面は場所により色の差異が大きいく、内側の面には図1のように、化成処理皮膜が十分形成されずに金属光沢が見える部分もあり、全体的に不均一な化成処理状態であった。
外観は全体的に不均一であり、部品の外面は場所により色の差異が大きいく、内側の面には図1のように、化成処理皮膜が十分形成されずに金属光沢が見える部分もあり、全体的に不均一な化成処理状態であった。
図1 分析サンプルの化成処理状態
図2 顕著な腐食発生部
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マグネシウム合金ダイカスト品化成処理材の腐食原因解析(続き)