CB処理:アルミ箔とポリイミドフィルムの接合
アルミ箔とポリイミドフィルムの接合
ポリイミドフィルムのみにCB薬剤を塗工してアルミ箔とを接合する基礎条件の検討を行った。
1.試験材料
アルミ箔: 東洋アルミ製A8021、厚さ 35μm
ポリイミドフィルム: 宇部興産製ユーピレックス25s、厚さ25μm
2.試験条件
(1)CB技術による処理、塗工
試験片寸法: 100×45mm
試験片寸法: 100×45mm
注)ポリイミドフィルムのCB塗工は、使用した薬剤の構成が異なる。
(2)真空ヒートプレス
3セットの試験片を、SUS板、クッション材の構成で試験片を挟み、
下記の図の温度、圧力で真空ヒートプレスした。
3.試験結果
(1)引き剥がし試験
JIS C 6471 8.1項による180°引き剥がし試験(室温)
JIS C 6471 8.1項による180°引き剥がし試験(室温)
4.まとめ
【条件1】
【条件2】
・ ポリイミドフィルムにCB薬剤を塗工することにより、アルミニウム箔を接合できる。
・ アルミ箔については、アルミ箔上に結合性の官能基を形成する薬液処理が有効である。
・ アルミ箔側にもCB薬剤を塗工することにより、更に強度を向上できる。
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