マグネ材を初めて採用?クレームを防ぐ製品開発のポイント
マグネは塗装の剥離、錆といった問題が生じやすい
マグネシウム合金、Mg-Li合金などは、製品の軽量化と強度を両立できる材料として、近年、様々な分野で採用が拡がっています。
これまで使ったことがない材料を用いる時には、知見を蓄積しながら慎重に量産化されますが、それでも思わぬ落とし穴が潜んでいる場合も少なくありません。
実際に最近あった事例では、某メーカー様では商社に任せてマグネシウム材を製品化したものの、塗装の剥離、錆といった問題でクレームを引き起こして、当社にご相談をいただいたことがございました。
塗装前の防錆処理(化成処理)を適切に行うことがポイント
このケースでは、材料商社にもマグネ材に対する知見が不足していたことから、マグネシウムに適していない化成処理や塗装が原因となっていました。マグネシウムは腐食しやすい材料であり、とりわけ塗装前の防錆処理(化成処理)を適切に行うことが、クレームが生じにくいマグネ採用製品を上梓するための極めて重要なポイントとなります。
(腐食イメージ)
当社では、貴社製品に適した化成処理方法をご提案するのは当然として、問題が生じた場合の原因解析も得意としており、実際にTiar1クラスの企業様からのご相談にも対応させて頂いております。
(分析イメージ)
また、当社では、先駆けて自動車向け等の高耐食性マグネシウム化成処理グレードも開発しておりますので、「マグネシウムを使ってみたいが、錆(腐食)や塗装剥離などの問題を未然に防ぎたい」という場合は、ぜひ当社にご相談ください。
また、マグネシウムの成形メーカー様や塗装メーカー様からのご相談にも対応しておりますので、お気軽にご相談ください。