CB処理:金メッキ銅板とポリアミドイミド樹脂板の熱溶着における効果
金メッキ銅板とポリアミドイミド樹脂板の熱溶着における効果
275℃までの温度領域で熱可塑性樹脂の中で最も高い強度と剛性をもつポリアミドイミド樹脂と金メッキ材の熱溶着による接合において、CB技術は極めて効果的です。
1. 使用材料
金メッキ銅板
ポリアミドイミド樹脂(TORLON 5030)板(ソルベイスペシャルティーポリマー製)
「トーロン」は、275℃までの温度領域で熱可塑性樹脂で最も高い強度と剛性を示します。
「トーロン」は、耐摩耗性、耐クリープ性、耐薬品性に優れています。
2.CB処理
3.溶着試験条件
4.せん断引張り試験結果
せん断引張り速度: 5mm/min
5.まとめ
・溶着条件を調整することで、貴社のせん断引張り強度の目標値3MPaを超える7~9MPaの強度が得られた。
・CB技術を適用することで、溶着における樹脂板の溶けだしが無く、金メッキ銅板とPAI樹脂板の接合強度の規定値を満たす諸条件を設定できた。